ステークホルダーに訴求力のあるBtoB企業サイトの構築
2016年11月9日
プロジェクトの背景&方向性の策定
クライアント様より、現状のサイトが古く、訴求したい情報が掲載できていないため、業界の状況を加味しながら、客観的な視点から再構築したいというご要望を受け、BtoB企業Webサイト特有の性質を考慮しつつ課題を洗い出し、プロジェクトの方向性を固めてきました。
- Webサイトのイメージを刷新し、来訪者に与える企業イメージを向上させる
- 更新頻度を上げ、アピールしたい情報をスムーズに提供及び閲覧できる環境を整える
- 訴求力やメッセージ性を強化し、特徴や競争優位性、信頼性などWebサイトを通じて伝える
マイクロウェーブの提案コンセプト
日本製鋼所は長い歴史と伝統のある企業であり、独自の技術を多数保有する先進性も強みの一つでした。また、17の海外法人を展開し、56ヵ国に製品を納めるグローバル企業でもあります。こういった「独自性」と「魅力」を最大限に伝えることを今回の提案のコンセプトとしました。
クライアント様の業務や訴求ポイントを徹底的に理解するため、担当者様へのヒアリング、パンフレットなどの資料研究、サイト上の既存情報の整理、社内スタッフによるディスカッションなど、様々な方向からアプローチを行いました。更に、業界動向や傾向も調査し、他社と差別化するポイントを検討しました。
マイクロウェーブによる具体的な施策
上記のコンセプトを具現化し、企業イメージの向上、機会損失の軽減、企業理解度の向上といった目的を達成するため、惹き込まれる「デザイン」、使いやすい「導線」、訴求力のある「コンテンツ」の3つの軸から具体的な施策を展開し、プロジェクトを進めていきました。
デザインを刷新し、ビジュアルでブランドイメージを魅力的に演出
事業のスケールを印象付けるため、メインビジュアルエリアを広くし、画像を大きく配置することで迫力と臨場感を演出しました。配色は業界特有の重厚感を出しつつ、ロゴや名刺、パンフレットにも用いられているコーポレートカラーを要所に配置することによって、ブランドイメージを認知させるような作りにしました。また、古いWebサイトというイメージを脱却するため、トップページに要素の詰め込みを避け、すぐに目的とする場所に遷移できるように余白をしっかり取り、カテゴリを分かりやすく区分しました。
導線を改善し、スムーズな閲覧体験と充実した情報提供でビジネスに貢献
主力コンテンツである製品情報においては、カテゴリをシンプルにし、パンフレットとのギャップによる混乱や離脱が生じないように情報整理を行いました。画像インデックスを設けることで視認性を向上させ、より直観的な操作ができるよう心掛けました。また、製品詳細ページのサイドナビを整理し、他製品や技術情報へ誘導するなど、サイト内の回遊性を上げるための導線も強化しました。更に、全ての製品詳細ページにおける項目や見せ方、要素の配置を統一し、ページ間で頻繁に遷移した場合や、情報量が多い場合も、混乱すること無く閲覧できるように工夫しました。
そして、企業としてアピールしたい内容を手軽に追加・更新できるように、日本語と英語サイト両方にCMSを部分的に導入することで、情報の鮮度・充実さと日常運営の効率化・負担軽減の両立を実現しました。
コンテンツを拡充し、あらゆる角度から企業の強みと信頼性を訴求
「日本製鋼所の歴史」(日本の産業発展・社会発展に貢献し続ける歴史のある会社)、「グローバルネットワーク」(強い国際競争力を有し世界に広がるグローバル的な会社)、「独創技術」(独自の技術を生み出し続ける実力のある会社)など、いくつかの切口からコンテンツを新設し、ステークホルダーに発信することでブランディング力を強めています。
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