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コラム

2024.08.30

【解説】アジャイル開発で新規事業を成功に導く

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新規事業はVUCAの時代において企業が生き残り、成長するために必要な1つのテーマです。一方で新規性が高いがゆえに、ビジネス要件が事前にすべて固まっているわけではなく、事業運営の中で勝ち筋やユーザーニーズが精緻になっていくこともしばしばあります。こういった場合、従来のウォーターフォール型開発では柔軟に開発を進めることができません。アジャイル開発はこの課題を解決するための重要な要素です。

アジャイル開発とは

アジャイル開発は、ソフトウェア開発において従来のウォーターフォール型開発のように最初にすべての要件を定義してから設計、開発と流れるのではなく、短い期間(スプリント)の開発を繰り返しながら、少しずつ機能を追加していく開発手法です。この方法を取ることで、新規事業で日々得られる顧客からのフィードバックや新たな企画をスピーディに実装することができます。

新規事業とアジャイル開発の相性が良い理由

アジャイル開発は、すべての要件が決まっていなくても開発を開始して素早くリリースを行えるため、新規事業には適しています。

1.ビジネス要件変更への柔軟な対応

新規事業は大まかな構想やアイデア先行で企画フェーズが進むことも多いため、初期システムの要件は細かく決められない可能性があります。また大まかに決めて要件定義フェーズに入った後も、プレセールスやテストマーケティングが並行して動くこともあり、顧客ニーズにより応えるための要件変更が起きることもあります。

ウォーターフォール型開発では、こういった要件変更に柔軟に対応することは難しく、アジャイル開発が選ばれる理由の1つとなっています。

2.スピーディーなリリース

ある程度大きな規模のシステム開発が必要な場合、ウォーターフォール型開発ではサービスリリースまでに1~2年という期間がかかる可能性があります。そうなってしまうとサービスリリースのタイミングが新規事業を企画してからだいぶ先になってしまうため、企画当初から顧客ニーズが変化するなど、変化の激しいマーケットでは商機を逃す可能性もあります。

アジャイル開発であれば最小構成(MVP)を素早くリリースし、サービスを市場に投入することが可能なため、選ばれる理由の1つとなっています。

3. チームで事業開発に取り組む

一般的なウォーターフォール型開発では、明確に役割を決めて分担することで計画通り進めることを目指すため、自分の役割範囲以外への興味が強くなることは少ないと考えられます。一方でアジャイル開発では、PMやエンジニアなどの開発チームだけでなく、ビジネス側のメンバーも入って開発が進みます。特に開発優先度の判断については開発工数の側面だけでなくビジネス側の状況も加味していくため、チーム全員が新規事業の内容や状況を理解しながら開発を進めていくことができます。

新規事業は特に初期段階では不確実性が高いからこそ、チームメンバーが一丸となって成功に向かうことが重要であり、チームビルディングの観点でもアジャイル開発の方が選択されやすいと言えます。

アジャイル開発の導入のご提案

新規事業開発においてアジャイル開発を選択することが多くなっている中で、企業の中で新規事業やアジャイル開発の実践経験があるPMやエンジニアはまだまだ少ないと言えます。
マイクロウェーブではアジャイル開発を取り入れた新規事業支援やPMO支援、システム開発サービスを提供していますので、まずはご気軽にご相談ください。

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この記事の著者

マイクロウェーブ マーケティングチーム

マイクロウェーブ マーケティングチーム

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