【DX用語解説】メタバース、新たなユーザー体験の可能性
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DX(デジタルトランスフォーメーション)が急速に進展する中、新たなキーワードとして注目を集めている「メタバース」。メタバースは、インターネット上に構築された3次元の仮想空間であり、様々なユーザー体験を変革する可能性があります。
メタバースとは
メタバースは、VR(仮想現実)やAR(拡張現実)といった技術を活用し、現実世界とは異なる3次元の空間をインターネット上に構築するものです。3次元であるため没入感があり、またインターネット上であることから物理的な制約がないため、まったく新しいユーザー体験を提供することが可能です。
メタバースとDXの関係性
メタバース技術がDXと関わるテーマをいくつかご紹介します。
1. 顧客体験
リアルにおける体験、オンラインでの体験、に加えてメタバースによって仮想空間という新たな場での体験をユーザーに提供することができます。また仮想空間はインターネット上にありますが、リアルとの融合によりまったく新しい体験を構築することも可能です。
インターネット上であることから様々なユーザーデータを活用できるため、パーソナライズされた体験を設計することもできる他、ユーザーが自分自身を投影したアバターやリアル空間での空中結像によるコントローラーなどを利用し、ユーザーの動作に合わせたインタラクティブな体験を構築することも可能です。
またリアルとバーチャルの融合による新たなユーザー体験も実践例が増えています。スマホアプリ上でのAR体験だけでなく、空中結像技術によってリアル空間上でスクリーンを必要としないバーチャル映像の投影も進んでいます。これらは商業施設や駅、劇場など様々な場所での活用が期待されています。
2. ビジネスモデル
メタバース上ではユーザーが様々な活動ができるため、その中で独自のビジネスモデルを構築して新たな収益源を生み出す可能性を秘めています。
例えば、仮想空間内に実店舗のような場を構築し、ショールーム兼ECのようなビジネスを行う。仮想空間は物理的な制約がないため、実店舗を再現する場合も場所の広さを気にする必要がありません。
あるいはコンサートや展示会を仮想空間内で行い、デジタルコンテンツを販売する。この場合も広さやユーザーの移動の制約を気にする必要が無いため、大きな規模でイベントを行うことが可能です。
3. 社内コラボレーション
仮想空間内にオフィスを構えることで、世界中のメンバーがまるで同じ空間にいるかのようにリアルタイムでコミュニケーションを取ることができます。従来のテキストや音声のみのコミュニケーションではなく、アバターを用いることでメンバーが身振り手振りで表現する、3次元空間で立体的な表現をするなど、新しいコミュニケーションが可能になります。
時間と場所の制約を超えたコラボレーションが可能であるため、リモートワークやワーケーションなど新たな働き方におけるコミュニケーション手段としても期待されています。
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この記事の著者
マイクロウェーブ マーケティングチーム
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