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コラム

2022.02.16

【最新版】活発化するSNSマーケティングの基盤はどうなってる?国内主要SNSの特徴とユーザー数まとめ(LINE・YouTube・Twitter・Instagram・Facebook・TikTok)

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利用頻度の高いコミュニケーションツールとして欠かせないSNS(ソーシャルネットワークサービス)のユーザー数は、全世界で42億人を突破し、国内ユーザー数は7,975万人、2022年末には8,241万人へと拡大する見込みです。
日本ではLINE、Facebook、 Instagram、Twitter、YouTube、TikTokが大きな割合を占め、ユーザー数の伸長は目を見張るものがあります。

企業のSNS活用も同様に、SNS上の様々な情報発信の質・量とも向上しており、企業ユーザー数は伸長し続けています。

本コラムでは、多くの人々の生活の中心にあるSNSについて、国内主要SNS(6メディア)の特徴と利用状況を詳しくご紹介いたします。SNSのトレンドとこれから、ビジネス活用のヒントとして是非お役立てください。

※ランキング・利用状況はすべて国内について記載しています。

1.国内主要SNSのユーザー数ランキング

1)LINE:8,900万人(2021/08現在)
2)YouTube:6,500万人(2020/09現在)
3)Twitter:4,500万人(2017/10現在)
4)Instagram:3,300万人(2019/06現在)
5)Facebook:2,600万人(2019/07現在)
6)TikTok:1,690万人(2021/10現在)

※ユーザー数はMAU(1カ月に1回以上利用するユーザーの数)を指します。

日本ではLINEが8,900万人と最も多くのユーザーから活用されています。
2020年以降は自宅で過ごす時間が増えた影響から、YouTubeの2020年9月の利用者数が6,500万人を超えています。
Twitter、Instagram、Facebookは、人気のSNSとして多くのユーザーに愛用されている状況が分かります。

参考までに、総務省が2021年に発表した「令和2年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書(概要)」によると、国内のSNS年代別利用率は以下のようになっています。

国内主要SNS(6メディア)の利用率を整理すると以下のランキングになります。

1)LINE:90.3%
2)YouTube:85.2%
3)Instagram:42.3%
4)Twitter:42.3%
5)Facebook:31.9%
6)TikTok:17.3%

2.国内主要SNSの特徴と利用状況

LINE

【最新版】活発化するSNSマーケティングの基盤はどうなってる?国内主要SNSの特徴とユーザー数まとめ(LINE・YouTube・Twitter・Instagram・Facebook・TikTok)

LINEは、日本で最も多くのユーザー数を誇るSNSです。2011年6月にリリースされ、現在ではメールに取って代わる存在として圧倒的な地位を確立しています。

LINEの特徴

・連絡・コミュニケーションツールとして最も多くの人が活用している。
・20代のユーザーが最も多く、30代~50代以上の比較的高い年代の人にも活用されている。
・公式アカウント運用において、ターゲットユーザー向け情報発信(コミュニケーション)プラットフォームとして活用できる。
・ユーザー数の多さを生かしたLINE広告配信は、企業にとって強力なマーケティングツールになる。
・LINEスタンプなど、ユーザーとの親近感醸成に長けておりブランディングにも効果を発揮する。

LINEのユーザー数

LINEは、国内8,900万人以上が利用しています。(2021年11月現在)
もはや社会インフラの領域に入っており、若い世代から年配の世代まで多くのユーザーが利用しています。

YouTube

【最新版】活発化するSNSマーケティングの基盤はどうなってる?国内主要SNSの特徴とユーザー数まとめ(LINE・YouTube・Twitter・Instagram・Facebook・TikTok)

YouTubeは、世界最大の動画共有サービスです。2006年にGoogle傘下に入っておりGoogleが提供するサービスと親密に連携されています。

YouTubeの特徴

・日本では10代~50代にかけて幅広い年齢層のユーザーに利用されています。
・ライブ配信+投げ銭機能など、個人・企業を問わずファンの獲得(経済活動)可能なプラットフォームとして高い注目度があります。
・多くのフォロワーを集めるユーチューバーは、エンターテイメントから専門的な話題まで多く存在します。
・芸能人がYouTubeデビューするなど、YouTubeのインフルエンサーマーケティング市場は他のSNSと比較しても大きくなっています。
・チャンネルメンバーシップの導入で、サブスク型(月額制)動画チャンネルを作成することも可能です。
・Googleのビッグデータを活用して動画広告配信ができることは企業にとって大きな魅力です。
・YouTube動画内で商品を紹介できるショッピング機能など、新しい機能が続々と導入される進化し続けるプラットフォームとして注目されています。

YouTubeのユーザー数

YouTubeは、国内6,500万人以上が利用しています。(2020年9月現在)
PC、スマートフォン、タブレット、ゲーム機など様々なデバイスで動画視聴できるほか、YouTube視聴機能が搭載されたテレビも多く、2020年2月時点で毎分500時間分の動画がアップロードされています。

Twitter

【最新版】活発化するSNSマーケティングの基盤はどうなってる?国内主要SNSの特徴とユーザー数まとめ(LINE・YouTube・Twitter・Instagram・Facebook・TikTok)

Twitterは2006年7月にリリースされました。Facebookとほぼ同時期にリリースされたTwitterですが、現在の成長率には大きな差が生まれています。

Twitterの特徴

・140文字までショートテキストを投稿するSNSです。
・投稿をシェアするリツイート機能によって、爆発的な拡散を期待することもできます。
・1投稿に4枚まで画像を同時表示できるため、情報量を増やしてユーザーの目を留めることができます。
・リアルタイム検索性に優れており、トレンド情報の収集やイベントとの連動など日常を楽しむツールとして活用されています。
・フォロー&リツイートキャンペーンなど、拡散性の高さを生かしたTwitterキャンペーンが人気です。
・アカウント運用において、ユーザーと近い距離間でのコミュニケーションが可能なため、ファン獲得の目的で利用している企業が多くあります。
・24時間で自動削除されるフリート、リアルタイムで音声対話できるスペースなど、新しい機能が積極的に公開されています。
・テレビやイベントとの連動も多く実施され、リアルタイム性を生かした独特なポジションが確立されています。

Twitterのユーザー数

Twitterは、国内4,500万人以上が利用しています。(2017年10月現在)
20代の利用者が圧倒的に多く、2020年には女性比率が男性比率を上回っていましたが、2021年に入り男性比率が大きくなっている傾向が見られました。

Instagram

【最新版】活発化するSNSマーケティングの基盤はどうなってる?国内主要SNSの特徴とユーザー数まとめ(LINE・YouTube・Twitter・Instagram・Facebook・TikTok)

Instagramは、FacebookやTwitterより後発の2010年10月にリリースされました。世界では既にTwitterのユーザー数を抜き去り、SNSのトップ5に君臨しています。

Instagramの特徴

・Facebook傘下の画像・動画投稿に特化したSNSです。
・投稿後24時間で消えるストーリーズ、ライブ配信+投げ銭、リール(縦動画投稿)機能など、Z世代・ミレニアル世代に親和性のある機能が多くあります。
・ショッピング機能によりECサイトへ誘導することが可能で、カード決済機能などEC化推進の傾向が強くあります。
・20代~30代の女性利用者が多い印象に対し、実際は男性比率が40%を超えて男女ともに人気のSNSとなっています。
・企業にとっては、ビジュアルをメインとした自社の世界観をターゲットに訴求できる点が強みです。
・インフルエンサー(インスタグラマー)が多く活用しており、自社ブランドのPR(タイアップ)に使用する企業が多くあります。
・Facebookの詳細なターゲティング広告が活用でき、インスタグラマーの投稿を自社広告として配信するブランドコンテンツ広告が人気を集めています。

Instagramのユーザー数

Instagramは、国内3,300万人以上が利用しています。(2019年6月現在)
企業ユーザーが1万社を超えるとされてり、ショッピングやアンケート広告機能など、購買やエンゲージメント(ユーザーレスポンス)獲得を目的としたビジネスに強いSNSとして活用されています。

Facebook

【最新版】活発化するSNSマーケティングの基盤はどうなってる?国内主要SNSの特徴とユーザー数まとめ(LINE・YouTube・Twitter・Instagram・Facebook・TikTok)

Facebookは、2006年9月にリリースされたSNSで、世界最大のSNSとして君臨しています。

Facebookの特徴

・実名登録制によって、学歴、仕事、ライフステージほか、様々なデータをもとにしたターゲティング精度の高い広告配信が可能です。
・Facebookページ機能ではホームページのような情報発信が可能なため、イベント集客に強さを発揮します。
・ショップ機能では商品のカタログ化やFacebook上での販売ができるため、ECサイトへの集客・販売への貢献度を高めることができます。
・日本では30代~40代がメインユーザーで、10代の利用率が低いため若年世代へのアプローチには不向きとされています。
・国内のユーザー数は少ない印象は日本独特の傾向で、世界規模ではメジャーなSNSとして不動の人気を確立しています。
・国内では年齢層高めのターゲットへのアプローチに、海外向けのマーケティング活動においては見逃せないソーシャルメディアといえます。

Facebookのユーザー数

Facebookは、国内2,600万人以上が利用しています。(2019年7月現在)
ショッピング・Facebookページ機能に加えてメッセンジャー機能があり、広報・マーケティング・集客・販売までを一気通貫で行える点を大きなメリットとして、多くの企業が活用しています。

TikTok

【最新版】活発化するSNSマーケティングの基盤はどうなってる?国内主要SNSの特徴とユーザー数まとめ(LINE・YouTube・Twitter・Instagram・Facebook・TikTok)

TikTokは、2017年に公開された動画共有サービスです。ByteDance社が開発し、現在では世界中で利用される動画プラットフォームになっています。

TikTokの特徴

・15秒~3分のショートムービーを撮影して投稿する動画共有サービスです。
・日常の隙間時間で効率よく情報収集や投稿動画を楽しむことができます。
・誰でも簡単にハイクオリティな編集が可能で、精度の高いレコメンド機能によってユーザー好みの動画を簡単に見つけることもできます。
・日本では10代〜20代がメインユーザーで、若者世代に向けて効果的なアプローチを行うことができます。
・スマホの画面いっぱいに表示されるTikTok広告は、ユーザーの没入感が高い広告の打ち出しが可能です。

TikTokのユーザー数

TikTokは、国内1,690万人以上が利用しています。(2021年10月現在)
芸能人やモデルといった著名人の参入も盛んで、若者世代向けマーケティングの貢献度が年々高まっていることは明らかで、企業にとっては今後も注目すべきSNSといえます。

3.まとめ(企業のSNS活用とビジネス効果)

今後も加速度的に伸長が見込まれるSNSのビジネス効果について、実際にSNSを活用している企業はそれによって業績を伸ばしているのでしょうか?

アパレルや雑貨メーカーと小売店をつなぐスーパーデリバリーを運営するラクーン社が行った小売店対象調査では、SNSの活用により来客数が増加した小売店は「全体の65%」にのぼることが分かりました。
それに反して、企業(ブランド)が発信した投稿を「23%の人が積極的に無視している」というデータもあります。

生活者に受け入れられるマーケティングをSNSで展開できるかどうかについては、今後も様々な手法を検討していく必要があるということを認識しなければなりません。

SNSのユーザー数が発表される度に、その伸長度合いや入れ替わりも激しいことから、定期的にチェックする必要があります。
企業(ブランド)のマーケティング活動において、外的・内的を問わず様々な要因からチューニングを施すように、SNS活用においても、軸となるユーザー数・年齢層の変化はもちろん、その他の新たな要因からチューニングを施すことが重要になります。
SNS活用の最適化とビジネス効果の最大化には、時代に即したチューニング精度の向上が不可欠といえます。

マイクロウェーブでは、Webコミュニケーション設計の豊富な事例・知見をもとに、SNS活用の専門チームによるソーシャルマーケティングのご支援を行っています。
企業(ブランド)のSNS活用についてご検討の際には、是非お気軽にお声掛けください。

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マイクロウェーブ コーポレートプランニング本部

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